ドラマ「ブラッシュアップライフ」が面白い!と話題になっています。
30代女子のあるあるな日常を描いていたり、懐かしのアイテムが登場したり
リアルな出来事が視聴者の心をつかんでいるだけではなく
ドラマ内に様々な伏線がちりばめられていて、後の話につながってくることも
意味が深くて見ていて楽しい!という理由のひとつになっています。
そんなブラッシュアップライフで気になるのが、服の色です。
第一話では、主人公の麻美(安藤サクラ)を含む仲良し3人組や
市役所同期3人組が茶色の服ばかりを着ています。
しかし麻美が人生2周目に入ると、ひとりだけ白い服を着ているのです。
どうやらこの服の色にも意味があるようですので、色の意味を考察してみました!
主人公・麻美の服の色の変化
服の色を考察する前に、まずは主人公の麻美の服の色の変化をおさらいしておきましょう。
1周目の人生
1周目の人生で麻美は茶色の服ばかりを着ていました。

まずは市役所で仕事をしている様子の麻美。
茶色のタートルネックを着ています。
確かに市役所に行くとこんな服の人いそう…!と思える色味で、違和感なく茶色の服を着てドラマはスタートしましたね。

次に1周目で亡くなった時の服装です。
茶色のコートに茶色のマフラー。
もちろんコートの下は市役所で着ていた茶色のタートルネックです。
いくら茶色が好きでも、ここまで茶色コーディネートをする人っています…⁉

こちらは大学生の時に付き合い始めた彼氏の田邊勝(松坂桃李)と写真を撮る麻美です。
ここでも茶色い服を着ていますが、デートだともちょっとかわいい色味の服を着ても良いような…?
2周目の人生
2周目になると麻美は白い服を着るようになります。

2周目の人生では薬剤師になるため、白衣を着ています。
ここでも薬剤師といえば白衣のイメージをもつ人は多いため、
ごく自然に白色の服を身につけて違和感を持たせないところからスタートしました。
ところが、仕事で白衣を着ている時以外にも、麻美は白色の服を着ています。

人生の1周目では麻美の命日となってしまう仲良し3人組とごはんを食べに行った日は、
ひとりだけ服が変わり、白色の服を着ています。

また人生2周目で麻美が亡くなったのは、仕事の昼休みに自転車で少し遠くのお蕎麦屋さんに向かっている途中でした。
昼休みですので白衣は脱いでいるものの、代わりに白のコートを着ていました。
人生1周目ではあんなに茶色ばかり着て茶色が好きだったんじゃないの⁈趣味変わったの⁈と思わせるくらい
2周目の人生は服の色味が変わっていました。
3周目の人生
3周目の人生で麻美はテレビ局に就職します。
予告編では黒色の服だけをきる麻美が映っていました。

テレビ業界のスタッフも黒い服が多いのでしょうか⁈ごく自然に黒を取り入れているようですね。
まだ3周目の人生で大人になった麻美のドラマは放送されていませんが、
きっと黒の服ばかりを着ることでしょう。

人生の回数を積み重ねるごとに職業を変えて
自然に服の色をかえつつ、プライベートの時間も
その人生に合った色の服を着ているように感じますね!
ブラッシュアップライフの服の色には意味があると言える理由
人生の回数を重ねるごとに職業も変化しているので、服の色が変わっていくこともありえそうですが
これは単に職場が変わったから着る服の色味も変わっていったというだけでなく
色自体に何か意味があると考えられます。
どうしてブラッシュアップライフの服の色には意味があると思えるのか、そこには2つの理由があります。
ドラマにしては服が地味すぎる
ドラマの世界ではキャラの個性が際立っているものでない限り、
たいていの女性登場人物は日によって服の色味やコーディネートを変えてきます。



服何着持ってるの⁉って思うくらい
多種多様なコーディネートが出てきたり笑。
仕事上ではお堅い立場だったりしても、たまには色味のある服を着たり
プライベートでは可愛いものを着たりなんて言うこともあり得ますよね。
例えば、「女王の教室」で北川景子演じる柊木雫はロースクールの教師というまじめな役ですが
赤い服を着たり、ボーダー柄の服を着たりとバリエーション豊かな服が登場します。




このようにひとつのドラマ内でもカラフルな服を着ていたりするものですが、
茶色だけ、白だけ、黒だけ…というのは、女性登場人物にしてはあまりにも地味すぎて
違和感があります。
違和感があるということは、何か意味があると考えられますよね。
プロデューサーの言葉
ブラッシュアップライフのプロデューサーである小田玲奈さんは
インタビューでドラマの全てのシーンには意味があるということを語られています。
最後に、小田プロデューサーにドラマ「ブラッシュアップライフ」をさらに楽しむためのポイントを聞くと「何げないシーンにも全部意味がある! 第1話でびっくり仰天の伏線の張り方をしている。冒頭で妹の遥(志田未来)が何げなく言ったり、途中で3人娘たちがカラオケで何げなく話していたことが、信じられないぐらい何げない伏線になっている」という。
引用元:シネマカフェ|全てのシーンに意味がある!「ブラッシュアップライフ」脚本家・バカリズムのスゴさをプロデューサーが語る
インタビューでは何気ない会話が伏線になっていることについて述べられていますが、
すべてのシーンに意味があるということは、服の色にも意味があり
それは後々伏線回収されると考えられますよね!
ブラッシュアップライフの服の色の意味とは
麻美の服の色は、1周目では茶色、2周目は白、3周目は黒というように変化しているため
この服の色にはどんな意味があるのかを考えてみました。
まず生まれ変わりという点から考えていくと、仏教などの宗教が関連してくるように思われます。
仏教といえば、お寺に五正色幕(ごしょうじきまく)という五色の幕が下げられている時があり、
色にも意味がありそうですよね。


そこで調べてみたところ、仏教において青・黄・赤・白・黒には意味があることがわかりました。
(五正色幕には緑と紫が使われていますが、正式には青と黒だそうです)


青(緑) | 定根(じょうこん) | 心乱れず力強く生き抜く力 |
黄 | 金剛(こんごう) | 豊かな姿で確固とした揺ぎない性質 |
赤 | 精進(しょうじん) | 大いなる慈悲の心で人々を救済すること |
白 | 清浄(せいじょう) | 清純な心で諸々の悪業や煩悩の苦しみを清める |
黒(紫) | 忍辱(にんにく) | あらゆる侮辱や迫害、誘惑などによく耐え怒らない |
人生2周目の麻美は白い服を着て、中学生時代に嫌っていた教師を痴漢冤罪から救ったり、
友人の彼氏は既婚者であることを正直に教えてあげたりと
まさに「清浄」を行っていました。
人生3周目はテレビ局で働き黒い服を着ていますが、
テレビ局ではいろんな誘惑があったり、きつい仕事があったりしそうですよね。
そんなテレビ局の仕事にも忍耐強く耐え抜いて徳を積んでいく様子が描かれるかもしれません。
もしブラッシュアップライフが、五正色幕のように「白・黒・青・黄・赤」という並びで続いていくのであれば、
人生1周目は五正色幕に含まれていない色である茶色から始まり、
回数を重ねるごとに白→黒→青→黄→赤と色が変わっていきそうです。



五色使い果たしたらどうなるの??
ブラッシュアップライフの死後の世界の案内人(バカリズム)によると
人生のやり直しができる回数は、1周目で積んだ徳によって決まっているらしく、
人によって異なるそうです。
また、その回数も「お答えすることはできません」だそうです。
そのため6回、10回、20回と人生をやり直しすることができるかどうかは不明です。
しかしそもそもは輪廻転生で自分が希望するものに生まれ変わるため
徳を積みなおすべく人生をやり直しているので、
6回以上も人生がやり直せるような人はかなり徳が高く、すでに希望するものに生まれ変わることができる、
すなわち人生をやる直す必要がなくなっているかもしれません。
あくまでも予想ですが、人生が何周目であるかということを仏教の五正色幕とかけているのであれば
麻美が人生3周目でも人間に生まれ変わることができず、再度やり直しをする場合
4周目の服の色は青くなっていそうですね!
ブラッシュアップライフの他の登場人物は人生何周目?
ブラッシュアップライフの服の色には意味がある。
1周目の人生は茶色を着ている。
人生をやり直す場合、2周目以降の服の色は白→黒→青→黄→赤という変化をしていく。
もし上記の考察が当てはまるのであれば、麻美以外の登場人物は何周目の人生を生きているのでしょうか?
それぞれの服の色から予想をしてみました!
なっち・みーぽん
麻美の幼馴染であるなっち(夏帆)とみーぽん(木南晴夏)は茶色の服を着ています。
そのためなっちとみーぽんは人生1周目でしょう。


しかしいくら仲良し3人組であっても、みーぽんおお誕生日を祝う食事会に
茶色の服が被ることってありますかね…笑。
伏線なので皆さん気付いてくださいね~!と言われている気がしてしまいます。
市役所の同期たち
1周目の人生で麻美が勤めていた市役所の同期たちも、
茶色い服を着ているため人生1周目だと思われます。


市役所の後輩
麻美が人生1周目で、市役所は私服で勤務することができ
窓口業務を担当しない日はパーカーでもOKということを説明していました。
その際に気になる、とわざわざ注目させたのが後輩のこちらのパーカーです。


ドラマでは色ではなく“Go to hell”って地獄に墜ちろはダメな気がすると、
パーカーに書かれた言葉に触れていましたが、茶系の女性が多い職場でこの後輩は白いパーカーを着ていました。
服の色から察すると、この後輩は2周目の人生を生きていそうですね!
妹の遥
麻美の妹である遥(志田未来)は、麻美が1周目の時も2周目の時も白い服を着ていました。
つまり遥は人生2周目だと思われます。


遥は70歳以上になっても生きていて、
麻美が1周目、2周目と人生のタイムリープをしている間もまだ遥の寿命には追い付かず
どちらの人生でも白い服を着た人生2周目の遥が出ているものと考えられます。
謎の女
麻美が2周目の人生で、1周目に亡くなった日のこと。
麻美が交通事故を回避でき寿命を延ばすことができたときに、
麻美のことをこっそり見つめる謎の女性(水川あさみ)がいました。


この女性、青い服を着ているので、4周目の人生だと考えられます。



ちなみにSNSでは、容姿端麗で成績優秀
スポーツもできるのに全く嫌味ではない生徒会長の
宇野真里ちゃんがこの水川あさみ演じる謎の女性ではないかと
噂されています。
さて、真相は如何に…!?
今後のドラマの展開で服の色については触れられるのか、
そして麻美は何度人生をやり直せば、自分の納得できるものに生まれ変われることができるのでしょうか!?
結末まで目が離せないですね!!

