経団連会長の十倉雅和さんは庶民の気持ちを逆なでするような発言が続き、炎上しまくっていますよね。
「庶民を怒らせる天才」だなんて不名誉な肩書までつけられてしまっているのですが、いったいこれまでどんな発言をして炎上してきたのでしょうか?
また、庶民とは感覚のずれた上級国民と言われている十倉雅和さんですがいったいいつまで経団連会長を務められるのでしょうか。
今回は十倉雅和さんのこれまでの炎上内容や任期についてまとめてみました。
経団連会長十倉雅和の炎上まとめ
経団連会長の十倉雅和さんは度々発言が炎上し、最近では「庶民を怒らせる天才」なんて言われ方をしていますよね…。
いったいどんな発言をして炎上しまくっているのか時系列に紹介したいと思います。

- 名前 :十倉雅和(とくらまさかず)
- 生年月日:1950年7月10日
- 年齢 :73歳(2023年11月現在)
- 出身地 :兵庫県西脇市
- 職業 :実業家、日本経団連会長(2021年~)、元住友化学株式会社代表取締役会長
「消費税などの増税から逃げてはいけない」発言
十倉雅和さんは2023年9月19日の記者会見で「消費税などの増税から逃げてはいけない」と発言し、炎上してしまいました。
「若い世代が将来不安なく、安心して子どもを持つには全世代型の社会保障改革しかない。それには消費税などの増税から逃げてはいけない」と述べ、実施時期に十分留意しつつ、増税は必要だとの考えを示した。
引用元:Yahooニュース|「国民を殺す気か」経団連会長「消費税増税から逃げてはいけない」発言に集まる憤激「法人税増税から逃げるな」
そもそも子供や若い世代が将来不安なく暮らしていくためには社会保障制度の改革が必要とし、そのためには消費税増税も必要だという感がからこの発言をされたようですが、今を生きるのに必死な国民から反発の声が上がりまくる事態に発展しました。

逆に経団連は法人税の増税から逃げてはいけない!という意見がでるほどです。
ところで、そもそも経団連が消費税増税を提言するようなことを言ってもいいのかという疑問があるので調べてみたところ、経団連には日本経済が抱える重要課題に対して政府に提言を行う役割があるそうです。
では、日本経済発展のために、経団連は具体的にどのような活動をしているのかをみてみましょう。
たとえば、日本経済が抱える重要課題については、企業や団体の意見を取りまとめて政府や行政へ提言を行うほか、会員企業が社会からの信頼を確保するために、企業行動憲章を定めるなど、日本経済を根底で支える存在でもあります。
そのため、経団連会長は“財界総理”と呼ばれるほど、政策決定にも大きな影響力ももつようになったわけです。
引用元:Manegy|日本経済を根底から支える「経団連」とは?
政策決定にも大きな影響力を持つ経団連会長の発言だからこそ、民意を反映した発言をしてほしいところなのですが
多くの国民が望んでいることとは真逆の消費税増税を受け入れる発言をしちゃったものだから、大炎上してしまったようです。
ジャニーズ事務所問題にコメント
十倉雅和さんは、同じく2023年9月19日の記者会見でジャニーズ事務所の性加害問題に関してもコメントをしたため炎上してしまいました。
人権侵害、犯罪は断じて許さないと企業の基本姿勢を内外に示すことは大変重要だと思います。ただ、このジャニーズのタレントの人たちはある意味被害者であって加害者ではありません。日々研鑽を積んでいる人の機会を長きにわたって奪うということはまた問題もあると思います
引用元:日刊ゲンダイ|経団連会長がジャニーズ問題で“ご意見番”気取りと批判殺到!「消費税増税」発言で炎上したばかり
こちらも日本の企業を代表した発言だとは思うのですが、センシティブな話題に触れてしまったためかネガティブな意見があがりまくってしまいました。
- ジャニーズ事務所で日々研鑽を積んでいた人の中で、性加害を拒んだためにデビューさせてもらえなかった人のことはどう考えているんだ
- ご意見番じゃないのに芸能界のことには口出ししないでくれ
- 我々一般国民も増税によって苦しめられて、普通の生活を奪われているのに
これは「増税から逃げてはいけない」と発言したすぐ後の出来事だったため、発言のタイミングも悪かったかもしれません…。



ご自身の発言の影響力が大きいことを考えて
慎重に意見を述べて欲しかったですね。。
「大阪万博の350億円リング建設をやりたい」発言
大阪万博と言えばどんどん膨らみ続ける会場建設費に加え、最近は350億円もの建設費がかかるとされているリングと呼ばれる大屋根が「世界最大級の無駄遣い」と言われていますよね。


十倉雅和さんはこの350億円のリング建設を「ぜひ完成させたい」と発言したことで大炎上しました。
〔多額の建設費を要する、世界最大級の木造建築物である大屋根(リング)建設の必要性について問われ、〕必要である。世界が分断の危機に瀕している今だからこそ、多様性を尊重しつつ、世界の人々が一つになって連携する、という理念を広く国内外に発信することは、万博開催の大きな意義である。リングは、そうした理念を明示するシンボルであり、是非完成させたい。
引用元:日本経済連合団体連合会|定例記者会見における十倉会長発言要旨
350億円もの巨額の費用が掛かるにもかかわらず、待ったをかけるのではなく「ぜひやりたい」という理由は以下の通りです。
- 計画時はデフレであったが、こんなにもインフレが進むと思っていなかったため建築費の増加はやむを得ない
- リングが世界の人々が一つになって連携するという理念を示しているシンボルだから
- 来場者の滞留スペースとしての重要な役割もあるから



ん~、どう考えても庶民の感覚からずれているのでフォローのしようが…。
インフレでモノの値段が上がり続けているのであれば、今流行りのSDGsにならって廃材を利用するとかデザインを変更してみるなどの工夫をして費用を抑えることはできるでしょうし、来場者の滞留スペースも別のデザインができるはずです。
また、世界が一つになってという理念のシンボルが「リング」なら「つながり」という万博のテーマを脈で表現した公式キャラクターのミャクミャクの立ち位置はどうなるのでしょうか。。。





リング建設を諦めてミャクミャクが代表して
万博のテーマを表現してくれてもよさそうな気はしますね
十倉雅和さんは庶民との感覚がずれまくっているのか、はたまた人のお金だからと気にしなさすぎなのか、
このリング建設をぜひやりたいと発言したことで「庶民を怒らせる天才」といわれる羽目になってしまいました。。
十倉雅和の会長任期はいつまで?
何かと炎上しまくっている十倉雅和さんですが、いったいいつまで経団連会長で居続けるのでしょうか?
十倉雅和の任期は2025年まで
経団連会長の任期は、1期2年と定められています。
炎上しまくっていますが、2023年11月時点ではまだ1年半ほどの任期があります。
経団連会長は再任も可能
2025年5月30日で2期目が満了する十倉雅和さんですが、経団連会長は再任も可能なため3期目以降も続投する可能性はあります!
(役員及び会計監査人の任期)
引用元:一般社団法人日本経済団体連合会 定款
第27条 役員の任期は、選任後2年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時総会の終結の時までとする。ただし、再任を妨げない。
そのため十倉雅和さんが自ら2期で終了すると言ったり、解任されたり、他にふさわしい人が出てこない限りは2025年5月31日以降も経団連会長になる可能性はゼロではありません!
十倉雅和は経団連会長を辞めない可能性大!その理由は「理由がないから」
十倉雅和さんは国民との感覚がずれまくっていて、庶民を怒らせる天才なんて言われていますが、経団連会長を辞めない可能性が高そうです!
まず、庶民との感覚がずれているため炎上しまくっていることに気付いていないかもしれません。
そのため辞任をする可能性は低いのではないでしょうか。



自ら辞めると言わなくても
辞めさせられるということはないのでしょうか…?
十倉雅和さんが経団連会長を辞めさせられる可能性があるのかを調べるため、経団連の役員の解任条件を調べてみました。
(役員及び会計監査人の解任)
引用元:一般社団法人日本経済団体連合会 定款
第28条 役員及び会計監査人は、総会の決議により、解任することができる。
経団連の総会の決議により解任することはできるようなのですが、解任決議をするにはそれなりの理由が必要なはずです。
こういうことは慣例に習うでしょうから、経団連の定款を読み込んでみたところ会計監査人の解任に関しては以下のいずれかに当てはまる場合に適用されることが記載されていました。
- 職務上の義務に違反し又は職務を怠ったとき。
- 会計監査人としてふさわしくない非行があったとき。
- 心身の故障のため、職務の執行に支障があり又はこれに堪えないとき。
十倉雅和さんは何か違反を犯しているわけではないですし、仕事をさぼっているわけでもありません。
また、心身を壊しているわけでもなく、ただただ国民を理解できずに炎上しまくっている状況です…。
そのため、残念ながら十倉雅和さんを解任できるに足りる十分な理由がないため、経団連会長を辞めさせられる可能性も低く、炎上しまくってもこのまま経団連会長を続ける可能性が高いでしょう。
まとめ
今回は炎上が絶えない経団連会長の十倉雅和さんの炎上歴や任期についてまとめてみました。
ネガティブな話題の絶えない十倉雅和さんですが、少なくとも2025年まではこのまま経団連会長で居続けそうです。
十倉雅和さんはその発言が政策にも影響を与えることを十分理解してもらった上で、増税や物価高の負担増に苦しんでいる国民にも目を向けて、慎重な発言を心掛けてほしいですね。