2023年夏、としまえんの跡地に
「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッター」が
開業することが発表されました。
ハリーポッターファンの筆者としては楽しみでしかないのですが、
こんな否定的な声もチラホラ聞こえてきます…。
- ハリーポッターはいらない
- アトラクションがないなんてつまらなさそう
- なんで今さら?需要なんかあるの?
- すぐに飽きそうだし、リピートはしないな
- USJにもハリーポッターがあるのになんでわざわざつくるの?
こんなことを言われるとスタジオツアー東京は失敗するのかと思ってしまいますが、
よくよく調べてみると、しっかりと戦略を練られて建設されるこのハリーポッタースタジオツアー東京は
必ず大人気施設になると言っても過言ではない仕掛けがあることがわかりました。
そこで、今回の記事では
このワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッターが
必ず成功すると思う3つの理由をご紹介します!
スタジオツアー東京は顧客満足度を高める仕掛けがある!
「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッター」には
ライドアトラクションがないことがすでに発表されています。
もともと遊園地だった場所ということもあり、家族連れで乗り物に乗って楽しめる施設ができると思いきや
アトラクションなしということが発表されてしまったので、
「スタジオ見学するだけなんてつまらない」と思う人が多くでてしまいました。
しかし、「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッター」は
ただスタジオを見て回る見学ツアーだけで完結する施設ではありません!
授業形式で映画作りを学べる
まずワーナーブラザーズは、スタジオツアー東京について以下の通り述べられています。
実際にロンドンでも上限7000名として完全予約制を導入しており、ゲストの皆様の満足地も高く、トリップアドバイザーや様々な旅行サイトで最高評価を受けております。
高評価を受けている背景としては単純に撮影セットを見て回るというだけでなく、映画がどのように作られているのかがわかるクラスルーム(授業形式)や小道具などを実際に作っていただく事もできることから、“体験型”のアトラクション施設として多くの皆様に楽しんでいただけていることが要因であると考えております。我々もバーチャルでクラスルームを体験をしましたが、非常に多くの人がたくさんの工程で関わっていることも理解でき、映画作りがより身近に感じられるようになりました。
Career Cross|スタジオツアー東京 ‐ メイキングオブハリー・ポッター
インタビューでも触れられている授業形式のレッスンですが、
ロンドンにあるスタジオツアーでは、以下のような授業が用意されていました。
- 衣装の作り方を学ぶレッスン
- カメラワークを学ぶレッスン
- 音響や効果音の役割について学ぶレッスン
- 映画産業のキャリアについて学ぶレッスン
- 映画作りにおける数学について学ぶレッスン

大人でも気になる授業が盛りだくさんですね!
ロンドンと同じものが用意されると発表はされていませんが、
こうした普段とは違うことを学べるのは子供にも大人にもいい機会ですよね。

映画作りにおける数学のレッスンでは、
数学的スキルを使用して、どのように巨人のハーフである
ハグリッドを画面に映し出したかを学ぶそうです。
数学が苦手な私もこれは気になる…!
ワークショップで自ら体験することができる
授業形式だけではなく、ワークショップで自分自身で
映画に携わることを体験できるコーナーもあるようです。
映画の小道具を自分で作ってみることができたら、楽しいですよね!
このように、スタジオツアー東京にはアトラクションがなくても楽しめる仕掛けが
しっかりと用意されているので、訪れた人の心をつかんで離さない
魅力的な施設になりうると言えるのです。
スタジオツアー東京にはリピートしたくなる仕掛けがある
ご存知の通り、大阪のUSJには総工費450億円をかけたハリーポッターエリアがあります。
USJにはハリーポッター関連のアトラクションがふたつあり、
さらにはショーも複数回行われているので、
一度のみならず何度訪れても楽しめる施設になっているため、USJと比較されてしまうと
「としまえんハリーポッターはアトラクションもないから1回で飽きそう」と思われがちです。
しかし、「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッター」には
再訪したくなる仕掛けも用意されているようです。
エリア拡大を予定している
まず、エリア拡大についてはワーナーブラザーズは以下のように発表しています。
ロンドンでは実現できなかったエリアやハリー・ポッターだけではなく、続編であるファンタスティック・ビーストのエリアも順次オープンしていくことで1回来るだけではなく、何回も遊びに来て頂ける仕掛けを用意しております。
Career Cross|スタジオツアー東京 ‐ メイキングオブハリー・ポッター
実際にロンドンのハリーポッタースタジオは2012年にオープンしていますが、
オープン後も順次エリアを拡大しています。
- 2015年:9と3/4番線
- 2017年:禁じられた森
- 2019年:グリンゴッツ銀行
- 2022年:スプラウト先生の温室
としまえん跡地では、ロンドンにはないエリアやファンタスティックビーストのエリアもできる
可能性があるので、オープン前からすでに楽しみですね!!
期間限定イベントがある
ロンドンではHogwarts in the Snowという雪景色のホグワーツを楽しんだり、
Dinner in the Great Hallという憧れの大広間で夕食を食べたりするような
期間限定イベントも随時開催しています。


としまえん跡地にできるハリーポッタースタジオでも、
同じようにエリアの拡大や期間限定イベントで、
何度でも訪れたくなる魔法にかけられるのではないでしょうか!
ハリーポッターは今なお日本で大人気のコンテンツ
ハリーポッターの第一作目「ハリーポッタと賢者の石」は2001年、
最終作の「ハリーポッターと死の秘宝 part2」は2011年に公開され、
最終作の公開から10年以上が経っています。
そのため、なぜ古いコンテンツを今さら持ち出してくるのか?という意見が多く出ています。
また古い映画であるため、ファンも多くないと感じることから
2023年にスタジオが開業しても、行く人は少ないんじゃないかと思われているようです。
アジアの中で日本が選ばれた理由
ワーナーブラザーズが、ハリーポッタースタジオをアジアにも進出しようと検討を始めたのは2015年頃。
としまえんが閉園したのが2020年でしたので、そのずっと前から計画は始まっていました。
アジア進出に際して、最終候補地としてシンガポール・中国・日本が残っていたそうなのですが、
なぜ日本が選ばれたのかというと、ハリーポッター人気が高い国であったから、だそうです。
実は日本は、ハリーポッターの生まれ故郷であるイギリス、人口の多いアメリカに次いで
世界で3番目にハリーポッター人気のある国なんだそうです!
ハリーポッターは今なお高視聴率を誇る映画
興行収入ももちろんのこと、映画公開から数年たった今でもテレビでハリーポッターシリーズを放送すると
10%以上の視聴率を取れることなど、ワーナーブラザーズによる数々のマーケティングで明らかになった
数値的な裏付けを根拠に、日本にハリーポッタースタジオを建設しようと決められたそうですよ。



たしかに、2022年になってもタリーズコーヒーなど
ハリーポッターとのコラボ商品は人気がありますし、
舞台「ハリーポッターと呪いの子」のチケットも
発売開始後即完売になるなど、
ハリーポッター人気はまだまだ衰えてないですね!
まとめ
ハリーポッターというコンテンツは古いし、としまえん跡地にハリーポッターはいらないし
つまらないと思うという意見を見た時には、
「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッター」は失敗に終わるのではないかと
かなり心配してしまいましたが、調べてみると数値的根拠に基づき建設を決められたこと、
開業後もお客様をつかんで離さない魅力的な仕掛けが用意されていることがわかり
これは必ず大人気の施設になるぞ!と確信することができました。
また、「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッター」は
ハリーポッターを見ていればより楽しめることは間違いないのですが
映画を見ていない人は全く楽しくないのかというと、そんなことはないと思います。
映画のセットを見学するだけではなく、授業形式のコーナーやワークショップを通じて
映画の作り方や特殊技術の裏側を見たり、知ったり、体験したりできるので
ハリーポッターのコンテンツを通じて、映画の世界そのものへの理解を深めることができます。
普段は知ることのできない映画の世界を体験できるのは、
ハリーポッターを見ていない子供も大人も楽しめるようになっているのではないでしょうか。
また、映画の世界が楽しいと思える子供が増えて
日本の映画産業の人材が厚くなるかもしれませんね!!
世界でふたつしかないスタジオがせっかく日本にできてくれるので
せっかくならどんな世代にも喜んでもらえる施設ができて欲しいですもんね。



2023年夏の開業を楽しみに待っていましょう!!
またチケット情報など続報が出たらお伝えできればと思います。お楽しみに!!