毎回衝撃の展開と先の読めない内容で考察の盛り上がりを見せているドラマ「VIVANT」では
第7話で乃木憂助(堺雅人)が「スネイプ社との商談」という意味深な言葉を野崎(阿部寛)に伝えました。
スネイプ社はただの社名と思いきや、実は野崎には伝わる意味が含まれた暗号だったのではないかと考えられます。
一体スネイプ社にはどんな意味があるのか、そしてなぜ野崎にはその意味がわかるのかを解説してみます!
スネイプ社はテントを意味していた⁉
「スネイプ社」という表現はいかにも伏線というにおいがプンプンしていて、SNSでも様々な考察が出ていますね。
本サイトではスネイプ社はテントを意味していると考えています!
どうしてスネイプ社=テントとなるのか理由をまとめてみました。

スネイプ社がテントである理由①「商談」と表現している
乃木憂助は野崎からバルカ空港で今から何をするのか尋ねられた際に「スネイプ社と商談」と答えています。
もちろんこれは表面的に見れば別班業務とは堂々とは言えず、
丸菱商事の海外出張を装って「商談」という言葉を使っているとも考えることはできます。
しかし普通に社外の人から空港でこれから何をするのか聞かれたら「仕事です」とか「営業に」というような
指し障りないことを答えるのが自然な回答ではないでしょうか。

取引先の社名を出して何をするのかなんて
普通社外の人に教えませんよね。
ここで「商談」という言葉の意味を確認しておきましょう。
商談とは取引ついての交渉や話し合いのことです。
すなわち商談は相手があって成り立つことです!
乃木憂助は商談という言葉を使って、これからスネイプ社(が意図する別の組織)に話し合いをしに行くということを表現したかったのではないでしょうか。



ちなみに乃木はバルカ行きの航空券を
「乃木憂助」名で予約していることを野崎に指摘された時に
「その方が野崎さんも動きやすいと思いましてね」と
意味深な回答をしていました。
つまり乃木憂助がテントに近づくためにバルカに行くということは、乃木も野崎もお互いわかりきっていることです。
「丸菱商事の営業マンが業務内容をペラペラしゃべる=暗号である」というのは勘のいい野崎であればすぐに理解できるでしょう。
ずっとマークし続けていた乃木憂助が商談と称して乗り込む組織はテント以外はありえないため、
スネイプ社はテントであると野崎も理解できるのではないでしょうか。
スネイプ社がテントである理由②ハリーポッターでのスネイプは二重スパイ
「スネイプ社との商談」で「テントに話し合いをしに行く」と読み解くのは少々無理矢理感も否めません…(^_^;)
しかし、このスネイプ社という名前こそが伏線だとしたら、スネイプ社=テントと読み解くことができるのです!
スネイプといえばハリーポッターに出てくる主要登場人物の一人でした。


スネイプ先生と言えばこんな人!
- 闇の魔法使いであるヴォルデモート率いるデスイーターでありながら、闇の魔法使いと闘うためにダンブルドアがつくった不死鳥の騎士団の一員でもある二重スパイだった。
- ヴォルデモートに忠誠な悪に転じた人と見せかけ、実はダンブルドアの指示に従ってヴォルデモートからハリーポッターを守るために裏で動いていた。
- ハリーポッターの母親であるリリーを愛し、愛のために生きた人
まずはスネイプ先生を表現するうえで真っ先に出てくると言っても過言ではない二重スパイ。
テントのリーダーであるノゴーンベキこと乃木卓は、公安としてバルカでスパイ活動をしていたことが明らかになっています。
乃木卓が二重スパイをしていたとはまだドラマ内では明かされていませんが、
公安にいたという乃木卓の情報が抹消されているということから、乃木卓は公安にとって不都合な何かがあったということは公安会議でも疑われていました。


公安にとって不都合があったということは、恐らく乃木卓は日本に対するスパイ活動もしていたかもしれません。
乃木卓は実は二重スパイだったということを、乃木憂助は気付いていたため「スネイプ社」という発言をしたのではないでしょうか。
スネイプ社がテントである理由③ハリーポッターでのスネイプは裏で手助けしていた
ハリーポッターでのスネイプ先生は、ダンブルドア校長の命を奪い、ヴォルデモートに忠誠を誓った悪人のように見えていましたが
実は裏ではダンブルドアの命令に従って、ダンブルドアの命を奪い、
ハリーポッターを守り、ヴォルデモートに勝てるよう見えないところで手助けをしていました。



しかも誰にも知られず…
スネイプ先生の最期に明らかになったことでした。
テントは、世界中のテロ現場にテントのシンボルマークを残していることから
テロ組織と見られていますが、実際にはテロを起こしたというような声明も出しておらず
目的すら不明な謎の組織と言われています。


テントの目的はまだ明らかにはなっていませんが、
実はテロを起こす悪の組織ではなく、裏では悪の組織による悪行を防ぐために暗躍している
まるで別班のような正義の組織なのかもしれません。


番宣動画でもノゴーンベキ役の役所広司さんには「正義」というテーマが書かれていますしね!
乃木憂助は「父」と考えるノゴーンベキが裏では正義の行動をしていたことを知り、「スネイプ社」という言葉を選んだのかもしれませんね!
ちなみに堺雅人演じる乃木憂助は実はニセモノでは?とも考えられるのです。
本物の乃木憂助は一体…?詳しくはこちらの記事を読んでみてくださいね。


スネイプ社がテントである理由④ハリーポッターでのスネイプは愛のために生きた人
ハリーポッターのスネイプ先生は、ハリーポッターの母親であるリリーを愛し
リリーへの愛のために生きた人と言われています。
一方ノゴーンベキも、愛する妻と息子の写真を眺めている様子が描かれています。


もちろんノゴーンベキが妻子の写真を見ているなんて乃木憂助も野崎も知るはずがないのですが、
ノゴーンベキが愛のために生きているという情報を乃木憂助はつかんでいて、「スネイプ社」という言葉を選んだのかもしれません。
野崎にはスネイプ社の意味が通じていた!ハリポタ好きならわかる理由とは
ところで突如登場した「スネイプ社」ですが実は伏線がありました。
それは野崎がジャミーンにハリーポッター全8巻のDVDセットをプレゼントした時のことです。


ここで野崎は「ハリーポッター好きなんですか?」という乃木の問いに「超好きだ!」と答えています。
ハリーポッター好きであればスネイプ先生がどんな人物であるかはわかるため、
「スネイプ社との商談」が暗号であることに気付けば、テントに乗り込むということは伝わっているはずです。
また、乃木が暗号を伝えるということは機内で突然野崎の手を握り「あなたは群鶏の一鶴、眼光紙背に徹す」と言った時点で
野崎に伝わっていたでしょう。


「群鶏の一鶴、眼光紙背に徹す」とは、多くの平凡な人の中で、極めて優れている人で、読解力が鋭い人を指す。
引用元:「VIVANT」野崎が驚いたスマホ画面 「群鶏の一鶴」との関連は?ネット考察広がる
野崎は鋭い視点を持っているため、飛行機を降りた後に「スネイプ社との商談」を理解できるということを乃木はわかっており
この後暗号を伝えるという意図で「鶏群の一鶴、眼光紙背に徹す」と伝えたのではないでしょうか。
乃木憂助はスネイプ社ことテントに乗り込むことができましたが、
果たして本当に「父親に会いたかった」だけの理由で別班を裏切りテントに行ったのでしょうか?
全て乃木の作戦なのか、はたまた別班の作戦なのか…
続きがとっても気になるところです!!