友達から急に「✋4✊4」というメッセージが送られてきたら、何を表しているのかわからず戸惑ってしまいますよね。
実は手でパーを作り、親指を曲げて四本指にした後に手をグーにすると、DVのSOSを求めるハンドサインになるんです。
また、元々はDVのSOSサインでしたが今では意味が転じてSOSのサインにも使われています。
しかしそのハンドサインを受け取った後の対応は慎重にしないと、一歩間違えると大惨事になってしまいかねません…。
そこで今回はあなたや周りの方が危険な目に遭った時に救えるきっかけになるかもしれない✋4✊4のハンドサインや、このサインをもらったときの適切な対処方法について紹介します。
✋4✊4の意味はDVのSOSを表すハンドサイン!
✋4✊4はDVからのSOSを表すハンドサインとして使われています。
- 手をパーにして相手に見せる
- 親指を折り曲げて四本指を見せる
- 手をグーにする
これはもともとカナダにあるCanadian Women’s Foundationという団体がコロナ禍のステイホーム期間中に急増したDVから被害者を救うために作ったハンドサインです。

コロナ禍で外に出て友達と話をすることが難しくなった時代に、テレビ電話でカメラに向けて簡単に送れるサインとして生み出されたそうです。
手でハンドサインをつくる時には、パーの状態から親指を折り曲げ、四本指を見せてからグーにするのですが、絵文字には四本指がないため「✋4✊4」が使われているようです。
シンプルで簡単に覚えられるサインなので、自分自身や身の回りの人を危険から救うことができるようにしっかり覚えておきたいハンドサインですね!
SOSのハンドサインをもらった時にするべき返事や対応は!?
✋4✊4のメッセージを受け取ったり、実際目の前で話している友達が四本指を立てて手をグーにするハンドサインをしたら、あなたにSOSを求めているということになります。
では実際このハンドサインを受け取った時にどう対応すればいいのでしょうか?
いつも通りの雰囲気を装って相手の様子を伺う
まずはいつも通りの雰囲気を装って連絡をとり、相手の様子を伺ってみてください。
- 最近どう?
- 元気?最近どうしてるの?
- いつでも連絡してね
もしかするとSOSのハンドサインを送った相手の近くには、危害を加えている人が居るかもしれません。
危害を加える人が話を聞いていたり、メッセージのやり取りを盗み見たりする可能性があるので
相手の安全を確保するためにも、さりげなく様子を伺うことが大事です!

SOSを送っている人にとっても
誰かと繋がれたことに安心感を覚えるはずですし、
まずは騒ぎ立てずに平静を装って冷静に様子を伺ってみてくださいね。
Yes/Noで答えられる質問をする
もしSOSを送っている人の身の安全が確認できた場合は、より具体的な質問をしてあげましょう。
しかしここでも、相手の近くには危害を及ぼす人が居るかもしれないということを意識した質問の仕方をするべきで
YesもしくはNoで答えられるような聞き方をすることが大切です。
YesかNoで答えてねと予め伝えた上で…
- 今からそっちに行こうか?
- 警察を呼ぼうか?
- 怪我はある?救急車を呼ぼうか?



「警察を呼んで欲しい」なんて相手に言わせてしまい
それを聞かれてしまうと大変です!
もしLINEなど文字でやり取りをしている場合は警察や救急車などの言葉を見られるとさらに危険が増すかもしれないので、「今から会える?」「今日ランチ一緒に食べない?」など言い方を工夫して相手を安全なところに連れ出してあげましょう。
バレないようにこっそり警察に連絡するなどの行動を取る
例えばあなたがテレビ電話をしている時に友達が急にSOSのハンドサインを送ってきたとしましょう。
この時にSOSだ!警察!急がないと!!と慌ててしまっては、電話の様子がおかしいことに気付いた危険人物がさらに友達に危害を加えるかもしれません。
聞かれているかもしれない・見られているかもしれない、という前提でバレないようにこっそりと対応し警察を呼んだり救急車を呼ぶなど友達を助ける行動を取るようにしましょう。
もちろん命の危機が迫っていて一分一秒を争う!なんていう時はこっそり行動する場合じゃないので、相手の様子を伺いつつその場その時に合った対応方法が必要そうです!
SOSのハンドサインをもらった時に絶対やっちゃだめな返事はこれ!
SOSのハンドサインを見ると相手を助けたい気持ちが高まって、焦ってしまいそうですよね。
しかし焦りは絶対に禁物です!ここではSOSのハンドサインを受け取った時に絶対にやってはいけない行動をご紹介します。
SOSを出していることがバレる返事はNG!
まずはSOSサインをもらった時に、相手の周りに居るかもしれない加害者へSOSを出していることがバレるような返事をしてはいけません。
- 大丈夫?
- 何があったの?
- どこにいるの?
またこれらの質問は「こういうことがあって…」と具体的な回答を求めているので、相手が危険な目に遭っているときは正直に答えてもらえる可能性も低くなります。
あくまでもさりげなく相手の様子を探れるような質問をしてくださいね!
慌てた態度をとるのもダメ!
SOSのハンドサインを受け取ったら「どうしよう!?」と慌ててしまいますよね。
しかも大事な友達が危険にさらされているなんて思うと居ても立っても居られなくなります。
しかし慌てて行動したが故に、加害者に気付かれてしまってはいけません。
あくまでも冷静に平静を装って行動してくださいね!