東京にあるインターナショナルスクールの「シャトースクール」が突然閉鎖されてしまい
授業料も返還されずに揉めていると話題になっています。
そんなシャトースクールの創設者であるリナローズさんについて調べてみたところ
華々しくてすごい経歴をお持ちだしてが、過去もプラダと訴訟をしていたりと
波乱万丈の人生を送っていることが判明しました。
また、リナローズさんを調べると名前が3つ出てくるという不思議な現象も…。
いったいどんな方なのでしょうか?詳しく掘り下げてみました。
関連記事
他にも最近ニュースでにぎわせているあの人を掘り下げていますので、よければ合わせて読んでみてくださいね!
リナローズの華々しい経歴まとめ
リナローズさんはとっても華々しい経歴をお持ちの方です。
いったいどんな方なのか詳しく見ていきましょう!
リナローズは日本生まれ・アメリカ育ちの日本人
リナローズさんは名前だけ見ると海外の方かしら???という感じですが、
日本生まれで、日本国籍をお持ちの日本人です。

高校生の頃からアメリカに渡られ、ニューヨークやパリ、ロンドンの学校に通われていたそうですよ。
- 名前:リナ・ローズ(高桑里奈、ボヴリース里奈)
- 生年:1974年
- 年齢:48 or 49歳(2023年5月時点)
- 出身:東京都
- 学歴
- 日本にあるアメリカンスクールに通う
- ニューヨークの高校に通う
- パリの大学で語学を学ぶ(パリ・アメリカン大学、パーソンズ・パリ大学、パリ大学)
- ロンドンのセントラル・セント・マーチンズでファッションを学ぶ
- ニューヨークのパーソンズ美術大学でデザインマーケティング学科を専攻する
- 家族:息子(シングルマザー)

名前が3つある理由は後で考察しますね!
リナローズさんは幼いころから国際的な環境で育ったようですね!
リナローズのファッション業界での華々しい経歴!
リナローズさんはニューヨークでデザインマーケティングを学んだ後、
ニューヨークにあるシャネルアメリカ本社に就職しました。
シャネルで働いていた頃に息子を出産されるわけですが、産後2週間で職場復帰し
復職直後から長期出張もされていたそうなんです…!
出張先のパリのホテルにチェックインと同時に、コンシェルジュに息子を預けて本社で仕事。夜は部屋に戻り、ベビーシッターとバトンタッチをしてから息子をトートバッグに隠してビジネスディナーに連れて行き、また部屋に戻って空が明るくなるまで仕事をする──そんな毎日でした。
引用元:Forbes|独自の世界外交をさらに進化させる、若き獅子の挑戦
長期出張中は息子さんを預ける場所もなかったので、一緒に連れて行ったのだとか。
息子さんはCOCO BABYなんて呼ばれてたりしたそうですよ。



海外は産休は短めと聞くけど
すごすぎる~!
その後リナローズさんはプラダに転職し、ニューヨークにあるプラダ本社でキャリアを積み重ねていきます。
そして2009年4月にはプラダジャパンに引き抜かれ、
販売部門部長としてプラダジャパンに入社されました!


ファッション業界に憧れを抱く人からしたら、とっても華々しいすごい経歴ですね!
リナローズはシャトースクールを創設した!
リナローズさんは約18年間ファッション業界に身を置いていましたが、
2011年に東京の表参道に新しいコンセプトのインターナショナルスクールである
「シャトースクール」を創設しました。


シャトースクールとは
CHATEAU SCHOOLはクリエイティビティを重視するご家族の0〜6歳のお子様向けにデザインされた、ライフスタイルスクール
引用元:Forbes|独自の世界外交をさらに進化させる、若き獅子の挑戦
リナローズさんはファッション業界で働いていた時に息子の預け先がなく
出張に連れて行ったり、ホテルのコンシェルジュに息子を預けて仕事に向かうなど
ご自身で仕事と育児を両立させる生活を模索されていました。
この経験がシャトースクールを創ろうと思ったきっかけになったそうです。
女性が仕事をするから預ける場所が必要というのではなく、女性が仕事をすることによって、小さなお子様たちが主役になって充実したクオリティの高い教育や経験を受けられる、という新しいスクールのかたちをつくりたいと思ったのです。
東京に来て、経済的に独立した女性も増やしたいという思いもありました。よく知らない日本で、まだマイノリティ的な存在であるインターナショナルスクールをこのような初めてのコンセプトでつくることはハードルが高いように思われましたが、夢は必ず叶うと信じていました。
引用元:Forbes|独自の世界外交をさらに進化させる、若き獅子の挑戦
自分が思い描いたスクールを創ってみようと考え、行動に移され
本当にシャトースクールを創設してしまうのはリナローズさんのすごいところですね。
リナローズは都知事選には出馬していない
リナローズさんについて調べてみると
2020年の東京都知事選に出馬する意向があったということが出ていました。
しかし実際はリナローズさんは出馬されていません。
(2020年の東京都知事選の出馬一覧はこちらから確認いただけます)


本当に出馬するつもりだったのか、単なるデマなのか真偽のほどは不明ですが
結果としては出馬はされていませんでした!
リナローズはプラダと訴訟で揉めていた!
リナローズさんは約18年もファッション業界で活躍しており、
最終的にはプラダジャパンに引き抜かれたという華々しい経歴をお持ちですが
なんとプラダと訴訟で揉めていたというのです!
いったい何があったのでしょうか?
リナローズがプラダと訴訟になった原因はセクハラ・パワハラ!
リナローズさんがプラダを訴えるきっかけになったのは、
プラダジャパンで起きていたセクハラやパワハラでした。
プラダジャパンで起きていたというセクハラ・パワハラ
- ベテラン社員の容姿を醜いと言い放ち、容姿を理由にアウトレットの販売員に降格異動させた
- リナローズさんが他の社員の不当な処置に関して会社に意見すると、彼女への攻撃が開始されるとともにセールススタッフレベル(新人レベル)に降格異動させた
- 各店舗の社員に自社バッグの強制販売をし、購入しない場合は店舗社員を全員クビにすると伝えていた
- リナローズさんが意見を繰り返すと、「会社を混乱させた」として懲戒解雇を通知した
…え、なんかガチでヤバイやつ…
本当にこんなことが起きていたのであれば、許せるわけないですよね。
リナローズさんはこんなプラダジャパンの実態に耐えかねて、訴訟を起こしているのです。
2010年、ボヴリースさんと2人の同僚は態度を明確にする事を決めました。彼女たちはラグジュアリーファッション業界、プラダの性差別とセクシャルハラスメントが、日本の民法 第709条の規定に違反しているとして訴訟を起こしました。
引用元:chage.org|プラダは、元社員 ボヴリース里奈さんに対する訴訟を撤回して下さい!
セクハラやパワハラに屈せず、訴訟を起こしてしまうという
リナローズさんの行動力は改めてすごいと思わされますね。
リナローズとプラダ訴訟の結果は…?
リナローズさんはプラダジャパンをセクハラ・パワハラで訴えているのですが、
なんと2012年10月に東京地裁で訴訟を却下されてしまっているのです!



え、え、え
どういうこと!?!?!?!
東京地裁は、セクハラについてはそういう発言は認められなかったとし、
また自社ブランドを身につけるよう指示するのも社会通念上相当として
慰謝料を認めるほどではないと、訴えを却下したそうです。
東京地裁は26日、「上司が『醜い』と発言したとは認められない」として、解雇は有効と判断した。また、「別ブランドの製品を身につけて出勤していたことを注意するのは社会通念上、相当」で、「体形に関する発言は配慮を欠いた面があるが、慰謝料を認めるほどではない」として、ボヴリースさん側の訴えを退けた。
引用元:日テレNEWS|プラダ元女性部長敗訴 セクハラ抗議で解雇


結局プラダが強かったということなんでしょうか…?謎です。
しかし東京地裁で却下されてもリナローズさんは諦めなかったようで、
さらに行動を続けています。





裁判所がダメだったから次は国連に持ち込むとか
発想も行動力もただ者ではないな…?!
このプラダ事件のおかげで、日本でもセクハラを違法とする法律ができたため
国の法律も動かすきっかけをつくるリナローズさん…すごいです。
リナローズの名前が3つある理由を考察
最初に経歴をご紹介した通り、リナローズさんには名前が3つあるようです。
高桑とボヴリース姓は旧姓と結婚後の姓?
本名は高桑里奈というそうなので、恐らく結婚前は高桑さんだったのでしょう。
そしてプラダ事件の時にはボヴリース里奈として名前が出ています。
旦那さんのフランスの方だそうですので、ボヴリースは結婚後の苗字なのでしょう。
しかしリナローズさんはシングルマザーだそうですので、
今は息子のナポレオン・スターさんだけが家族のようです。





息子のナポレオン・スターさんは
シャトースクールのクリエイティブディレクターだそうです。
3つ目の名前:リナローズとなった理由を考察
さて、そんなボヴリース里奈さんがどうして名前をリナローズに改めのかを考えてみました。
推測ではありますが、恐らくプラダ事件をきっかけとして
インターナショナルスクールを創設する際に名前を変えたのではないでしょうか。
リナローズさんがシャトースクールを創設したのは2011年。
プラダ事件でまだ訴えを棄却される前…すなわち裁判真っただ中なんです!
いくら素晴らしい理念を掲げても、創設者が裁判真っただ中だとわかってしまえば
胡散臭い学校だな…と保護者も寄り付きませんよね。
そうなることを避けるために、名前をリナローズに改め
シャトースクールの創設者として表に出るようになったのではないでしょうか。
まとめ
今回はリナローズさんの経歴についてまとめてみました。
日本で生まれ、海外で教育を受けてファッション業界で誰もが憧れるような
華々しい経歴を重ねて行ったリナローズさんですが、
プラダ事件後、ファッション業界を離れています。
せっかく創設したシャトースクールも、家賃滞納で立ち退きが命じられているため
スクール閉鎖・授業料も返還せずで揉めているようですが
「私は100%悪くない」という驚きの発言もしているようです。
スクール創立者 リナ・ローズさん:「大混乱が起こって。こちらがすごく批判されたんですけど、こちらは本当に何も悪いことをやっていないので。これだけは自信もって言えるのは、100%何も悪いことしてなくて」
引用元:テレ朝NEWS|高級スクール突然閉鎖 “授業料500万円”返金されず 保護者困惑…創立者の言い分は
プラダ事件の時はかっこよく立ち回っていたように見えたのですが、
シャトースクールの事件では強気で自分は悪くないと言い続けるつもりなのでしょうか…?
リナローズさん、経歴も根性もすごい方のようです。
関連記事
他にも世間をにぎわせているあの人を掘り下げていますので、よければ合わせて読んでみてくださいね!