歌舞伎役者の市川猿翁さんは、浜木綿子さんと結婚され香川照之さんが生まれたことは有名なお話だと思います。
しかし、浜木綿子さんとの離婚原因は市川猿翁さんの不倫であったり、後妻である藤間紫さんが亡くなった後は、30歳近く年下の女性と同棲をはじめたり…と、市川猿翁さんの恋愛事情を調べてみるとなかなか興味深い人生を歩まれた方だということがわかりました。
そこで今回は、市川猿翁さんドラマのようにすごい恋愛・結婚事情をまとめてみました。
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歌舞伎俳優について深堀したい方は、こちらも合わせて読んでみてくださいね。
市川猿翁の最初の嫁(妻)は浜木綿子
市川猿翁さんの最初の奥さんは、元宝塚歌劇団所属で女優の浜木綿子さんです。
- 名前 :浜木綿子(はま ゆうこ)
- 生年月日:1935年10月31日
- 職業 :元宝塚歌劇団で女優
市川猿翁と浜木綿子の結婚のきっかけは歌舞伎だった!?
市川猿翁さんと浜木綿子さんは1965年に結婚されました。
浜木綿子さんは1953年に宝塚歌劇団に入団し、娘役として様々な舞台に出演され人気のある女優さんでした。
そんな浜木綿子さんは1961年4月30日に宝塚歌劇団を退団し、東宝現代劇と契約されます。
まさに人生の転換期ともいえるその年に、市川猿翁さんと出会ったそうですよ!
いつも元気で明るい浜さんだが、その人生は波瀾万丈だった…宝塚を退団し舞台女優になった年、元夫の市川猿之助さん(現・猿翁)と出会い結婚
引用元:テレビ朝日|徹子の部屋
浜木綿子さんは最初はそんなに市川猿翁さんに惹かれていなかったそうですが、歌舞伎に誘われて見に行ってみたら全然違う人に見えて心動かされたそうですよ!
自分を最大限魅力的にみせられる
歌舞伎を使うなんて猿翁さんったら…!
その後交際期間を経て、1965年に市川猿翁さんと浜木綿子さんは結婚します。
息子の香川照之誕生
結婚と同じ年である1965年12月7日に長男の香川照之さんが誕生しました。
新婚夫婦で子供もすぐにできて、家族写真も撮ってもらって幸せそ~♡と思いきや、この時からすでに夫婦関係は破綻していたようです…。
市川猿翁のW不倫により離婚
なんと市川猿翁さんは、長男の香川照之さんが生まれた直後に日本舞踊家の藤間紫さんと同居し始めるのです…!
こ、子供生まれた直後に
駆け落ち同然で出て行ったってことですか⁉⁉
その後も市川猿翁さんは戻ってこず、結局結婚から2年経った1968年に市川猿翁さんと浜木綿子さんは離婚しました。
ちなみに市川猿翁さんが同居をスタートした藤間紫さんも実は結婚していたので、W不倫をしていたことになります。。
ドラマみたいなことが本当に起きるんですね。。
しかも浜木綿子さんとの結婚前から藤間紫さんとの関係が続いていたなんて話もあるので、浜木綿子さんにとっては相当ショックだったでしょうね…
離婚の理由は、猿之助さんが女優・藤間紫さんと不倫に走っていたからだ。と言うよりも、二人の仲は猿之助さんが浜さんとする結婚前から続いていた。
引用元:FRIDAY|香川照之 父に2歳で見捨てられるも『半沢直樹』ばりの倍返し人生
結婚前から付き合いが続いていて…というのが
某イギリス王室の話のようです。
離婚後は絶縁状態だった
市川猿翁さんと浜木綿子さんは離婚後、絶縁状態になっていました。
まぁ、不倫されて駆け落ち同然で出ていかれたら会う気もしないですよね…。
そのため、息子の香川照之さんも父親である市川猿翁さんとは絶縁状態が続いており、歌舞伎一家の血筋があるにもかかわらず歌舞伎界に入ることができていませんでした。
そんな香川照之さんの歌舞伎界入りのきっかけのひとつは、いとこである市川猿之助さんとの出会いです。
ふたりの関係についてはこちらの記事で深堀しているので、良ければ合わせて読んでみてくださいね。
香川照之の歌舞伎界入りで46年ぶりの再会
長らく絶縁状態が続いていた市川猿翁さんと浜木綿子ですが、なんと香川照之さんが市川中車を襲名し歌舞伎界入りすることが決まり、46年ぶりの再会を果たします!
やはり46年という時が人の心を変えてしまうのでしょうか。
46年ぶりに市川猿翁さんに会った浜木綿子さんは「何も感じなかった」と語っています。
お互いの道を歩んで46年ですしね。
市川猿翁さんは再会時に「照之を立派に育ててくれてありがとう。大変でしたね。」とねぎらいの言葉をかけ、
浜木綿子さんの誕生石であるオパールのネックレスと手紙をプレゼントしてくれたそうです。
市川猿翁は50年の恋を実らせ藤間紫と再婚
市川猿翁の二番目の奥さんは、日本舞踊家の藤間紫さんです。
- 名前 :藤間紫(ふじま むらさき)
- 生年月日:1923年5月24日
- 職業 :日本舞踊家、女優
藤間紫は市川猿翁の初恋の相手だった!
市川猿翁さん…実は初恋の相手は藤間紫さんだったんです!!
え~~!?!?
浜木綿子さんじゃないの?!?!
市川猿翁さんは六世藤間勘十郎さんのもとで踊りを習っていました。
六世藤間勘十郎さんの奥さんが、藤間紫さんです。
…そうです、市川猿翁さんは自分の踊りの師匠の奥さんに恋してしまったのです!!!衝撃的です笑。
しかもその時市川猿翁さんは12歳。藤間紫さんは28歳で、夫だけでなく子供も居ました。
市川猿翁さんは叶わぬ恋心を抱いてしまったんですね…。
ちなみに猿翁さんと藤間紫さんは16歳差ですが、
藤間紫さんの夫は24歳年上だったそうです。
小説家何か読んでるのだろうか…と思いそうですが、現実の話です。
W不倫で同居をスタート
自分の踊りの師匠の奥さんであり、しかも子持ちの藤間紫さんに恋心を抱いてしまった市川猿翁さんでしたが、
なんとか藤間紫さんへの思いを断ち切り浜木綿子さんと結婚されます。
しかし、心にはずっと藤間紫さんが残っていたようで、長男の香川照之さんが生まれてすぐに家を飛び出し駆け落ち同然で藤間紫さんと同居を始めます。
浜木綿子さんと結婚された時は、猿翁さんは26歳。
14年間も藤間紫さんを思い続けていたのですね。。
藤間紫さんも年上の旦那さんではなく、猿翁さんを選ばれているんですよね。。。
W不倫の状態で同居しているので、かなりドロドロな感じがします。
市川猿翁の50年の恋が実り結婚
市川猿翁さんと藤間紫さんは同居をスタートしてすぐに結婚はしていません。
- 市川猿翁さんは1968年
- 藤間紫さんは1985年
に離婚しています
藤間紫さんは離婚までにかなりの年数がかかったみたいですね。
前夫からは「猿翁との不貞があった」と
訴えられてしまったようです。
仕方ないですね。。
そして、市川猿翁さんと藤間紫さんが再婚したのはなんと2000年!
市川猿翁さんは12歳の頃から50年間想い続けた藤間紫さんと結ばれることになったのです。
藤間紫さんは2009年に亡くなっていますが、その際市川猿翁さんはこんなコメントを出しています。
いつまでも少女のような紫さんは、私にとりまして一番大切な人でした。私の歌舞伎俳優としての今日がありますのは、紫さんのおかげです
引用元:スポニチアネックス|藤間紫さん通夜 猿之助「一番大切な人」
浜木綿子さんとの結婚やW不倫のことを考えるとちょっと怒りも覚えそうなところですが、
12歳の頃から想い続けた一番大切な人と結ばれたことはやっぱり幸せなことなんですね。
市川猿翁は晩年年下女性と同棲していた!
市川猿翁さんは50年もの恋心を実らせて、藤間紫さんと結婚し
藤間紫さん亡き後も彼女への想いを胸に生きられる…のかと思いきや、何とその後年下女性と同棲していたそうなんです!!
- 名前:不明(A子さん)
- 年齢:2011年時点で40代
- 出身:福岡県
- 職業:元博多座のスタッフ
A子さんと市川猿翁さんの出会いは、博多座での歌舞伎公演でした。
市川猿翁さんは2003年に脳梗塞を患って以降、体調がすぐれないことが多く、そんな猿翁さんをサポートするためにA子さんは福祉の学校にも通われたそうです。
しばらくは市川猿翁さんの家の近くに住んで、通い妻のようなことをしていたそうですが、
藤間紫さんの三周忌をきっかけに、市川猿翁さんがこれからは堂々とA子さんと一緒に居ると公言し、A子さんと同居をスタートしたのだとか…。
ちなみに2011年当時は、A子さんと共に息子の香川照之さんも同居をしているということを香川照之さんが明かしていました。
このA子さんを含め、現在は猿之助を含めた3人で同居していることを明かした香川。登壇者たちの笑顔とは裏腹に、周囲の弟子たち、関係者、特に藤間流の人間や家族は、苦渋の思いで会見を見ていたという。テレビでは流れなかった歪んだ家族関係が、金屏風の裏側で展開されていたのだった。
引用元:サイゾーウーマン|旧知の記者に「この裏切り者!」市川猿之助を取り込んだA子さんの存在
※ここでの市川猿之助は市川猿翁のことを指しています。
その後A子さんとはどうなったのかは不明ですが、当時71歳の市川猿翁さんが40代の女性と同棲をスタートするなんて…すごいですね!!
まとめ
今回は歌舞伎役者の市川猿翁さんの奥さんについてまとめてみました。
12歳の頃から人妻であった藤間紫さんに恋心を抱き、浜木綿子さんとの結婚・離婚を経て藤間紫さんと結ばれたというのは有名な話かもしれませんが、
藤間紫さん亡き後に年下女性と同棲していたことには驚きました。
一途だと思っていたのに!!と突っ込んでしまいたくなるところですが、市川猿翁さんが充実した人生を送られていらしたならそれもアリなのかな…と考えてしまうところですね。